展覧会概要
動植物に関心の持つ同世代の作家、廣瀬祥大と川口蓮による展覧会。
廣瀬は「クニマス」が生息していた秋田県の田沢湖を収めた写真を展開する。クニマスは富国強兵を推進する国策や農業用水として引き入れられた玉川の酸性水に翻弄され、1940年を最後に姿を消した田沢湖固有のサケ科の淡水魚類である。
川口は福島原発事故後の避難指示区域で増殖したことが話題となった「セイタカアワダチソウ」を自作のマシンで動かすインスタレーション作品を制作する。
プロフィール
川口 蓮 / Kawaguchi Ren
1995年愛知県生まれ。2022年東京芸術大学大学院先端芸術表現専攻 修士課程 修了。生き物と生活についてをテーマに漫画やインスタレーション作品を制作している。主な展覧会に「絡みあう風景」(福島,南相馬市博物館,2021)、「浦尻貝塚遺跡 現場説明会」(福島,浦尻貝塚遺跡,2021)、「中途港/寄港地」(台湾,未藝術空間,2017)などがある。
プロフィール
廣瀬 祥大 / Yoshihiro Hirose
香川県生まれ。自然や生き物と人の関係、その痕跡などを手がかりに写真を用いて制作している。
「paradise」より
川口 蓮|廣瀬 祥大
2022年7月8日(金)~13日(水)
12:00〜20:00 ※最終日17:00まで