展覧会概要
長野県信濃美術館は1966年に開館した。
半世紀を経て、その本館は美術館としての役目を終えた。残雪の土地で光に照らされるその姿を、もはや見ることはできない。
僅かな枚数の写真と数時間分の映像が、いまとなっては恥ずべきものでもある、私の美意識という名の選別を通り抜けて残された。
あの場所で何が可能であったのか、ここから何を語り得るのか。
その後(跡)を生きる者にとっての責務として、私は少しずつでも考えてみたいのだ。
プロフィール
篠田 優 / SHINODA Yu
1986年長野県生まれ、現在東京都在住
2010年上智大学 経済学部 経営学科 卒業
2013年東京工芸大学 芸術学部 写真学科 卒業
個展
2018 | 「航跡図」(Alt_Medium / 東京) |
2017 | 「See / Sea」(ニコンサロン / 東京・大阪) |
「ひとりでいるときのあなたを見てみたい」(Alt_Medium / 東京) | |
「写真へのメモランダム」(Alt_Medium / 東京) | |
2016 | 「Medium」(trace / 京都) |
「Medium」(ビルドスペース / 宮城) | |
2015 | 「Medium (six or forty photographs)」(平間写真館 TOKYO / 東京) |
グループ展
2017 | 「信濃美術館クロージング ネオヴィジョン新たな広がり」 (長野県信濃美術館 / 長野) |
2016 | 「(PERSONAL)DOCUMENTS PROJECT」(Gallery Sijac / 韓国) |
ほか |
受賞歴
2013 | 「塩竈フォトフェスティバル写真賞」大賞 |
東京工芸大学写真学科賞 | |
2012 | 「EINSTEIN PHOTO COMPETITION X2」岩渕貞哉賞 |
出版
2015 | 『Medium』(塩竈フォトフェスティバル) |
Website
篠田優 個展「text」
2019年2月28日(木)〜3月12日(火)
12:00〜20:00 ※水曜日休廊、最終日17:00まで