展覧会概要
私には”良い夢”の条件がある。
それは自分の目線、第三者目線、いずれの場合も視界(画角)に好ましい被写体がピタリと収まっていること、良い光があること、土地のにおい・温度をリアルに肌で感じられることである。
今回、展示にあたり8mmシネマ用レンズ「Cine-NIKKOR.C 13mm F1.9」で撮影したシリーズから「ひかり」「現象」「かたち」を軸に写真をセレクトした。
霧に満ちた湖、干潟にゆらぐモニュメント、立ち昇る入道雲…
滲んだ窓は内と外の境界をより曖昧にし、いつか見た夢の情景は目の前の写真群のイメージと重なり合う。
現実の体験も夢で見た情景も私の中では過去であり、もう訪れることのない時間という点では、2つにそう大きな違いはないのかもしれない。
プロフィール
宮原 瞳 / MIYAHARA Hitomi
1990 千葉県生まれ
2013 武蔵野美術大学 造形学部映像学科 山崎博ゼミ卒業
個展
2020 | 「小景の皮膜」(River Coffee & Gallery / 東京) |
2017 | 「境界のまなざし」(Gallery Niepce / 東京) |
「潮鳴りの街」(高品質珈琲と名曲 私の隠れ家 / 東京) | |
2014 | 「波の在り処」(CROSSROAD GALLERY / 東京) |
グループ展
2011 | 宮原 瞳 × 瀧澤匠子 2人展「Cendrillon」(新宿眼科画廊 / 東京) |
ほか、グループ展多数 |
https://www.instagram.com/myhr_1103/
宮原瞳 写真展「ひかりの窓」
2024年6月21日(金)~6月26日(水)
12:00〜19:00 ※最終日17:00まで