
展覧会概要
本展は、故郷である足尾銅山の情景を長年にわたって記録してきた中から、昨年の「ASHIO 2008/2009」に続く初期の作品として、2010年・2011年に撮影した写真で構成いたします。
足尾は、かつて日本有数の銅山として栄えた歴史とともに、公害という負の側面も深く刻まれた場所です。私にとってこの地は、そうした公の歴史と、自分自身の個人的な記憶や時間が重なり合う場所でもあります。煙害により岩肌を晒した山々や、閉山後に朽ち果て草木に覆われた社宅、鉱山施設の廃墟。それらを15年以上にわたって繰り返し撮影する中で、この地が歩んできた歳月の重みや人々の営み、そして現代の日本が直面する現実を静かに見つめてきました。
本シリーズは、今後も数年分ごとの作品を順次展示していく予定です。私が見つめてきた足尾の風景を通して、過ぎ去った時間、あるいはその先に続く何かを、それぞれの心で感じ取っていただければ幸いです。
プロフィール
久保田智樹 / KUBOTA Tomoki
1967年 栃木県足尾町(現・日光市)生まれ
1991年 埼玉大学工学部卒
個展
| 2025 | 「ASHIO 2008/2009」(Alt_Medium / 東京) |
| 2022 | 「ASHIO」(IG Photo Gallery / 東京) |
出版
| 2025 | 『ASHIO 2008/2009』(襤褸書房) |
| 2023 | 『山静まりて』(襤褸書房) |
| 2015 | 『ASHIO』(RED STREAM PHOTOGRAPHY) |
https://www.instagram.com/kubotatom
そのほかお知らせ
ZINE『ASHIO 2010/2011』を会場にて先行販売します。
〔仕様〕
発行:襤褸書房(RANRU BOOKS)
判型:A5
価格:1,500円(ミニプリント付き)
部数:200部限定
久保田智樹 写真展「ASHIO 2010/2011」
2026年6月5日(金)~6月10日(水)
12:00〜19:00 ※最終日17:00まで

