展覧会概要
榎本祐典は東京造形大学デザイン科写真専攻卒業後、2016年「砂塵が過ぎて」(Place M)や2019年「Around」(オリンパスギャラリー)など精力的に展覧会開催を重ねるほか、作品が清里フォトアートミュージアムに収蔵されるなど、現在まで着実な業績を重ね続けている気鋭の写真家です。
デビューより一貫してスナップショットで制作されるその作品は、静謐かつ堅牢な画面構成とは裏腹に地道な歩行を伴った弛むことのない身体作業の成果でもあります。
本展覧会では2019年から奥多摩に取材した新作「Yamabiko」を発表いたします。
決して特異な風景ではないのだけれども、何者かに見られているようなある種の「怖さ」を榎本はその場所と写真から感じるといいます。
土地と写真家との名づけ難い交感を記録した写真群をぜひご覧ください。
プロフィール
榎本 祐典 / ENOMOTO Yusuke
1986年東京生まれ
2010年東京造形大学デザイン科写真専攻卒業
以後、写真家として活動
個展
2019 | 「Around」(オリンパスギャラリー / 東京) |
「wet ground」(SOY CAFE / 神奈川) | |
2016 | 「砂塵が過ぎて」(プレイスM / 東京) |
2015 | 「浮遊漂砂」(オリンパスギャラリー / 東京) |
2013 | 「hyperthermy」(コニカミノルタプラザ / 東京) |
2010 | 「Sorry,I am a stranger here.」(TOTEM POLE PHOTO GALLERY / 東京) |
グループ展
2019 | 「青梅 PHOTO MUSEUM」(青龍kibako、澤乃井ギャラリー / 東京) |
「東アジア文化都市国際交流展」(ペダリフォトギャラリー / 韓国) | |
2018 | 「エリアスタディプロジェクト展 青梅」(ダイニングギャラリー繭蔵 / 東京) |
「遠 吠 え」(Alt_Medium / 東京) | |
2017 | 「限り札-残炎-」(BAR蜜柑 / 神奈川) |
2016 | 「限り札」(ART SPACE BAR BUENA / 東京) |
「NODE vol.3」(アイデムフォトギャラリー・シリウス / 東京) | |
2015 | 「宙ニ謳フ」(長者町Chapter2 / 神奈川) |
「NODE vol.2」(VOLVOX / 三重) | |
「2014年度ヤング・ポートフォリオ展」(清里フォトアートミュージアム / 山梨) | |
2014 | 「encount」(REPAIR PLANT / 東京) |
「AKITEN2014・絵ハガキになった八王子」(ひまわりビル4F / 東京) | |
「NODE vol.2」(目黒区美術館区民ギャラリー / 東京) | |
「NODE」(アイデムフォトギャラリー・シリウス / 東京) | |
2012 | 「GRバトン写真家リレー」(銀座リコーフォトギャラリー RING CUBE / 東京) |
2010 | 「写真による」(ギャラリー檜 / 東京) |
2009 | 「写真開放宣言」(貸はらっぱ音地 / 東京) |
2014− | 「Exhibition in the park」野外の公園等で不定期ゲリラ開催 |
収蔵
清里フォトアートミュージアム(山梨)
Website
https://www.enomotoyusuke.com/
その他
榎本祐典個展「Yamabiko」のために事前に行われた、榎本祐典と篠田優によるインタビュー記事はこちらでお読みいただけます。
榎本祐典個展「Yamabiko」インタビュー
榎本祐典個展「Yamabiko」
2021年4月15日(木)〜27日(火)
12:00〜20:00 ※水曜日休廊、最終日17:00まで