展覧会概要
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これらのモチーフをわたしは探さなかった、向こうから、ぽっと現れてきたものだった。
なんでもいいようで、でも、なんでもいいわけではまったくなかった。
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57作品のドローイング「floaty」。
このシリーズを収録した作品集を制作しました。
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目の前にある制作途中のものをよく見ていると、次の展開をひらめく。
ひらめきに翻弄されてあれこれした末、何もなくなってしまった大きな馬の絵があった。
その馬の首だけは、隣で描いていた人魚の絵に移植されて、残った。
ゆくゆく人魚の首にするために、馬の絵を描いたのではなかった。
なかったけれども、なってみれば、そのようにするために描いたように見えた。
制作をしているとき、気まぐれな風に飛ばされるビニール袋のように、軽く、遠く、わけなどわからない方まで飛んでいきたいと願っている。
たとえ着地した場所から振り返れば、その軌跡は必然だったとしても。
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ドローイングを切り抜き、立体的なコラージュにした作品などを展示します。
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プロフィール
金子佳代 / KANEKO Kayo
2001年 多摩美術大学立体デザイン科ガラス科卒業。
個展
2021 | 「金子佳代 個展」(homspun shop / 東京) |
2020 | 「collage some」(Alt_Medium / 東京) |
「Shell & Without shell」(stripe room / 東京) | |
2019 | 「Paper Works」(Alt_Medium / 東京) |
https://www.instagram.com/kayodory/
Website
httphttp://www.osumi.org/kayo/
その他
この度開催される展覧会では金子佳代の初作品集『floaty』も販売。
この機会にぜひお手に取ってご覧ください。
httphttps://signandroom.stores.jp/items/6125c24b7acd1645556c0836
「floaty」
これらのモチーフをわたしは探さなかった、向こうから、ぽっと現れてきたものだった。
なんでもいいようで、でも、なんでもいいわけではまったくなかった。
− 金子佳代
金子佳代 個展「floaty」
2021年8月26日(木)〜31日(火)
12:00〜20:00 ※最終日17:00まで