展覧会概要
2019年以来、当オルトメディウムにて意欲的に作品発表を継続している写真家飯田鉄が今回、「復元する鏡」―landscape paint-と題する写真展示を行います。
明晰かつ精緻な撮影手法を用いながら、どこかに解体の脈動を内包する緊張感が飯田作品の特徴です。
今回は1970年代なかばから1980年初頭にかけて撮影された写真群を展開いたします。
制作年代としては旧作になりますが、最近作に通底する平明さのなかの謎かけとともに、初期作品のナイーブな感触が興味を呼びます。この機会に飯田鉄の前期作品をご高覧下さい。
プロフィール
飯田鉄 / IIDA Tetsu
個展
2021 | 「あかるいかげのくに」(Alt_Medium / 東京) |
2020 | 「美徳の譜」(ギャラリーニエプス / 東京) |
「ひかりの秤 EPIPHANIA」‐庭園試論‐(Alt_Medium / 東京) | |
2019 | 「球体上の点列」(Alt_Medium / 東京) |
2018 | 「RECORDARE」(ルーニィ247ファインアーツ / 東京) |
2017 | 「草のオルガン」(ギャラリーニエプス / 東京) |
「街の記憶術」(ルーニィ247ファインアーツ / 東京) | |
2012 | 「螺旋のぬいとり」(オリンパスギャラリー / 東京) |
2011 | 「二つに分かれる小道のある庭」(トーテムポールギャラリー / 東京) |
2010 | 「古いひかり」(アイデムフォトギャラリー「シリウス」 / 東京) |
2009 | 「博物誌」(ルーニィ247フォトギャラリー / 東京) |
2007 | 「饗宴」(ギャラリー冬青 / 東京) |
2003 | 「関東という器」(銀座ニコンサロン / 東京) |
「街区の眺め」(お茶の水画廊・淡路町画廊 / 東京) | |
1989 | 「雅叙園のインテリア」(富士フォトギャラリー / 東京) |
1986 | 「まちの呼吸」(淡路町画廊 / 東京) |
「浅草のモニュメント」(ポラロイドギャラリー) | |
1981 | 「街の水・街の雲」(新宿ニコンサロン / 東京) |
1975 | 「写真都市」(新宿ニコンサロン / 東京) |
著作
「横浜建築百景」(横浜市)、「神奈川の橋」(神奈川県)、「近代和風建築」(建築知識社・共著)、「東京セレクション花の巻・水の巻」(住まいの図書館出版局・共著)、「私だけの東京散歩」(作品社・共著)、「釣魚台書法繍錦」(三省堂)、「使うライカレンズ」「使うハーフカメラ」「使うニコン」(双葉社)、「レンズ汎神論」(日本カメラ社)、「浅草モニュメント」(CD-ROM)(祥林舎)、「街区の眺め」(日本カメラ社)
受賞
1987 | 日本写真協会新人賞 |
パブリックコレクション
東京都写真美術館、川崎市民ミュージアム
飯田鉄 個展「復元する鏡」– landscape paint –
2022年9月9日(金)~14日(水)
12:00〜20:00 ※最終日17:00まで