2018年4月17日

池上諭 / 榎本祐典二人展「遠吠え」

展覧会概要 Alt_Mediumでは池上諭・榎本 祐典による写真展「遠吠え」を開催いたします。 池上諭と榎本祐典は東京を拠点に発表を続ける気鋭の写真家です。池上は日本を徒歩で縦断しつつ、その途上で出会う、地名によって括り難い、事物や光の姿を撮影し 2014 年度三木淳賞奨励賞を受賞しました。榎本もまた、既に他者によってパッケージングされた土地ではなく、そこから零れ落ちるような名付け 難い場所で、心象と物的な世界の重なり合いを見出すように歩き撮影を続け、都内ギャラリーを中心に作品発表を続けています。 二人は、カラーフィルムとB/Wフィルムという表現手段の違いを持ちながらも、その撮影スタイルが、 日常から離れた土地にて遭遇した光景をスナップシューティングで捕えるという点において、相通じる姿を持っています。本展「遠吠え」においては、池上と榎本が互いの歩みを確認し、それを組み合わせることによって、新たな視線を構成します。ただ一人の旅を続けながらも、共に歩み得る思想を持った二人の歩行者の、束の間の結節点となるでしょう。 === それぞれが中心を離れて、便利さを遠ざけながら進む。一見、関連性のない […]