2017年10月10日

河野裕麻個展「ずっときみのゆめをみていた」

展覧会概要 河野裕麻にとって絵画はメッセージなのかもしれない。言葉に当てはめてしまうには何だか居心地の悪い感情、それを線や色として発すること。充たされていながら、ときにまだ空白で。 まさに心模様という言葉のようだ。 −Alt_Medium === 捨てようと放っておいた紙の断片の形が面白く、テーマを持たずに絵を描き始めました。テーマらしいものはなかったはずだけど出来上がっていく絵には何かが入ってる。その絵は、細胞のような細かさで心の断片のような鋭利さを持つ。数々の衛星が一ヶ所にたくさん集まって、大きなエネルギーに変わったように見えたり。私はこれが私の心の風景なのだな、と驚きます。誰も知らない未開の宇宙みたいで、無限に広がるわけのわからないものの集まり。目に見えるものではないけれど、確かにそこにあるもの。そういったものをこれからも描いていきたいです。 −河野裕麻