2021年4月27日

榎本祐典個展「Yamabiko」

展覧会概要 榎本祐典は東京造形大学デザイン科写真専攻卒業後、2016年「砂塵が過ぎて」(Place M)や2019年「Around」(オリンパスギャラリー)など精力的に展覧会開催を重ねるほか、作品が清里フォトアートミュージアムに収蔵されるなど、現在まで着実な業績を重ね続けている気鋭の写真家です。デビューより一貫してスナップショットで制作されるその作品は、静謐かつ堅牢な画面構成とは裏腹に地道な歩行を伴った弛むことのない身体作業の成果でもあります。 本展覧会では2019年から奥多摩に取材した新作「Yamabiko」を発表いたします。決して特異な風景ではないのだけれども、何者かに見られているようなある種の「怖さ」を榎本はその場所と写真から感じるといいます。土地と写真家との名づけ難い交感を記録した写真群をぜひご覧ください。