2024年5月22日

北原 千恵美 個展「Harmonia」

パンデミックがあり、その後身近なものに目を向けることが多くなった。幼少期から慣れ親しんできた場所や東京で暮らす身近にあるもの。 自然も建造物も、人々を騒がせる世の出来事にただ無関心でそこに存在している。 知らない土地に入った時のストレンジャーな自分とは違い、私と風景の間にはそれほどの境界線はなく今ここにある自分を実感することができる。 その空気を存分に飲み込み、風景は流れていく時間と私の中で共振し心地よい流れを生み出す。