2022年6月1日

assignments 「WRITING PHOTOS」

展覧会概要 assignmentsは5人の写真家と1人のグラフィック・デザイナーから成るグループです。私たちは、ある写真家が主催するワークショップで出会いました。ワークショップは数年間のうち、違う空間、違うタイトルで数回開催されましたが、コンセプトは共通して「みんなで写真を考える」ことでした。毎回、出される課題に取り組み、写真について考える、そんな経験をかつて共有した者たちがコロナ禍で再び集まりました。普段は個々で活動する傍ら、assignmentsでは「グループだからできる”課題”」に取り組んでいます。この度の展示では、会うことなく一本のフィルムをメンバーで順番に回しながら撮影する多重露光プロジェクト、また、外出することができない時間に読んだ文学から改めて写真について考えた各々のプロジェクトを発表します。露光を重ねれば重ねるほど透き通ってゆくイメージの中で、目を凝らしてようやく見つけるそれぞれの日常の時間。そしてページをめくればめくるほど魅了されてゆく文学の世界の豊かさを見つける時間。別々の場所にあって個々が過ごした時間と、文学と写真について繰り返した思索を、一つの空間に集め、レイヤ […]
2018年2月6日

「観察と考察II」

展覧会概要 観察と考察は「写真による思考」をテーマとしたグループ展示であり、本展で2回目の開催となります。 李は身のまわりに溢れた日常的な記憶を通してイメージの根源を探る試みを、五味は写真を媒介とした風景の成り立ちから個人の関係を捉えようとします。 また横張は湿板写真により写真と土地の成り立ちを眼差し、星野は日常に垣間見える光から「あちら側」を切り取ります。 それぞれの方向から、世界との接地点をなぞるように、まなざし、まなざされた光景をぜひご高覧ください。