2021年3月9日
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2021年3月9日
展覧会概要 蔡傳基(ツァイ チェンケイ)は銀塩写真の物質性に着目し、印画紙に花火を当てることで、その光と高温がどのような記録を残すか実験しています。このプロセスでは印画紙上に具体的なイメージが残るはずがないのにもかかわらず、多くの人たちがそこに生じた像をあたかも宇宙のように見たのです。 一方、デジタル写真の非物質性に着目したNigel Wong (ナイジェル ワン)はインターネット上にあるイメージをコードに変換し、プリントアウトしました。その結果大量の紙に記された文字列は、非物質的なイメージでもコードでもなく、まるで物質の塊のようにも見えてしまいます。 本展覧会では、イメージの生成について異なるアプローチを経て制作された作品を、同じ空間内で展示することによって、新たな対話の可能性を提示いたします。