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2019年2月12日

Enjoy Photo Lesson 受講生作品展#3「My Color」

展覧会概要 それぞれが「色」を選び、被写体と向き合いテーマを見つけて表現する作品展「色」の持つ意味、イメージ、そして見る側のとらえ方で変わる写真の印象と趣きを伝えます。 写真家こばやしかをる指導の写真教室メンバー計12名による作品発表展です。 【Enjoy Photo Lesson】主宰:こばやしかをる === 2014年2月よりスタートした写真教室エンジョイフォトレッスンは5年目を迎えました。 デジタル一眼レフ、ミラーレスカメラのレッスンを中心に「自分らしさを見つける写真の撮り方」をベースとし、「写真を楽しみながら理解する・体験する・表現する」ことを大切に指導しています。
2019年1月29日

「Change」

展覧会概要 change【自動】変わる、変化する、変遷する【他動】1. ~を変える、~を変更する、~を変換する2. 〔物を〕取り換える、交換する 笹久保、高橋、仲、この3人で展覧会を開催するに当たり、3人とも絵画という媒体から、各々の技法を用いて表現を模索している。笹久保はシルクスクリーンによる何層にも渡るイメージの密度を構築しており、高橋は画像の上に絵の具や線を重ね、最終的に写真出力し空間の密度の均一化を狙い、仲は絵の具の表現による図像と絵画の密度の違いを模索し、既成の図像を絵画に置き換えている。3人とも制作の中で、画像やイメージのもつ密度を、絵画に変換することが共通軸となっています。共通の画像を元に制作し、三者三様の表現の違いからどのような密度の違いが認識できるのか、さらに各々の表現を模索するため今回企画しました。画像の風景は、意味深な画像ではなく、認識しやすい風景画像を選びました。
2019年1月22日

「FŪKEI」

展覧会概要 FŪKEI 想起  死はますます見え難いものになっているように思う。人は死なない、などと何処かで誰かが考え始めているんじゃないだろうか。 生きながらにして死んでいることを考えてないと、ちゃんと生きられないんじゃないか、そんな風に考えるのは自分だけではないと思うが。 元々一つのものを「生と死」の二つに分けて、そして対極的に扱う、この言い方に問題があるのかもしれない。「と」をとって「生死」、いや「死生」と言うのはどうだろう。存在とは死に向かっている限りにおいて生きているのだから。  光が当たれば影ができて、光が消えれば闇が訪れる。そんな当たり前のことすら頭で分かっているだけで、実感なんかないんだろう。 光の中で解き放たれ、ただひとつしかないFŪKEIを見たいのならば、光と影をちゃんと両方見ることだ。そして光が去ったあとの闇に想いをはせる事だ。  あなたがそこに見ている風景は、すぐとなりの人には存在しないかもしれない。いや間違いなく存在しない。 見たいのは風景だ。ただひとつしか存在しない風景。 ところでそこの自分、誰に向かって言ってるんだ? 〔出展作家〕坂本政十賜|門山大介|横澤 […]
2018年12月18日

「Space of Next」

展覧会概要 今回の展示では、3次元空間をより2次元に表現することを主とする展示である。個人の空間をテーマとしたタイトルである「Space of Next」。二次元の平面絵画から生み出される「新たな場」のことで、色、形、線が作用しあった画面はそれぞれが重なり、層が出来た時、その「空間」と「場」を生む。個人の「空間」を見て頂きたい。 企画:あけながすばる 〔参加作家〕あけながすばる|伊藤あゆみ|竹澤舞海|加藤舞|奥谷風香|
2018年12月11日

内藤明写真展「once」

展覧会概要 あの時遭遇した情景がフィラメント状の銀による記録として再現される時、あのとき以上に心が掻き立つ。この妙なる調べ。 この感傷。 −内藤明 ===  写されているのは、取り立てて風光明媚や、奇観とも言い難い場所である。自然と人工物を共に見出すようなイメージが殆どではあるが、その在り様に厳密な一貫性があるわけでもない。ある特定の被写体に強い拘りを持つわけでもなく、何らかの概念や思考の形象化でもないとすれば、内藤明はなぜ写真を撮影するのか。  提示されるイメージは、光が濃度をもつ、と形容することが過言とは思えない端正な階調に満ちてはいるが、それは、レンズの前の光を遍く捉え、再現したその結果などではない。画面の内の一部を指し示すように、限られた部分に多く光を留めるそれらイメージは、矩形の均質な平面により自ずと成立しているかのような「風景」というよりも、人間の眼差しに限界づけられた「眺め」と呼ぶことこそ相応しいのではないか。  そうした「眺め」の物化ともいうべき写真は、内藤が繰り返し綴る「衝動」という言葉とどのように結びついているのか。撮影行為のトリガーとなる衝動が何に起因するのかを、 […]
2018年12月2日

嶋田篤人個展「待つ」

展覧会概要 嶋田篤人は第一回GSS フォトアワードでのグランプリ受賞をはじめ、近年目覚ましい活躍をみせる写真家です。モノクロームの銀塩写真のみを用いたその作品は、徹底して削ぎ落とされた形式でありながら、豊かな意味を喚起させます。そして、単に美的な階調表現に留まることのないそのイメージは、写す者と写されるモノが互いを触発しあうような関係性を、観る者に感じさせます。嶋田が、静けさを湛えた印画によって提示するその試みは、自己と世界への探求と言い換えることも可能でしょう。 この機会にぜひご覧ください。 === その旅路、私は何かに出会うことを待っている。房総半島で写真を撮る。私はここで写真を撮ることが好きだ。半島の終わりある道や、歩いては行けない海、佇むモノたちはまるで年輪を重ね待っているように見える。私は立ち止まる。私を立ち止まらせたものは何か。絶対的な存在感でいて、しかし何者でもない何か。ファインダーを覗き、それが再び現れるのを待つ。「待つ」は「祀る」の由来という説がある。シャッターの裏側、フィルムは露光を待ち、潜像が現像を待つ。ファインダーで見えているモノの向こう側に何かが見えた時、私は […]
2018年11月20日

「Assembling infinity 04」

展覧会概要 statement of Assembling Infinity 「Assembling Infinity」は一つの試みでもあります。それぞれの作家の個性(境界)がAlt_Mediumという場を媒介(Medium)として触れ合い、そこに何かの変化をもたらすことへの密やかな実験です。ある意味で偶然に出会った作品同士によって、予期できない場や空気が現れることを期待しています。 −Alt_Medium === 〔出展作家〕Studio Moriva|伊藤彰|木村皇貴|武藤裕也|吉原料人|
2018年11月6日

石川幸史 個展「The changing same」

展覧会概要 2017年から開始したこのプロジェクトでは、関東平野の周囲を沿うように東京の郊外から山間部へと至る一帯をロードトリップしながら撮影を行っています。 これまでに北関東エリアを中心に、2020年の東京オリンピックを目前にして再開発が進む東京都心とは反対に、時代に取り残され廃墟化したバブル時代の施設、近代化や高度経済成長の名の下に乱開発され環境が破壊されたまま放置された鉱山跡地や石切り場、国をあげての公共工事として現在も進行中のダムの工事現場と周辺の景観、見慣れたはずの幹線通り沿いで不意に目にとまった奇妙な光景などを記録してきました。 東京周辺のいわば境界的なエリアに対して、まずその土地の地理や地質的観点からアプローチし、 近代以降の文化、歴史、政治、経済などの諸側面を踏まえて調査を行う中で、作品制作においては西部開拓期からウォーカー・エバンスらによるFSA、ソーシャルランドスケープ、ニュートポグラフィックス、ニューカラーへと至るアメリカのドキュメンタリー写真の系譜がもっていた批評性や方法論を参照しています。 すでに映画や写真、TVやインターネットの映像など様々なメディアを通して […]
2018年10月16日

木村ゆうじ「COSMO」

展覧会概要 或る夜、家の外に出て⽬に⼊ってきたのは⼀灯の街灯の光で、夜にもかかわらず、その周辺は明るかった。 近づくと明るさが視界を占領し、街灯の奥にひろがる空に何があるかはわからなかった。真っ暗闇の⼭を登る時、遠くの⽅に街の光がみえてくると安⼼するように、電気による光がない頃の夜に星がみえた時、⼈は安堵感を覚え、何を想ったのだろうか。 私はいま昼間に星を眺めてみる。
2018年10月9日

東京工芸大学 バライタファインプリントゼミ展「時を積む」

展覧会概要 東京工芸大学 バライタファインプリントゼミ展 銀塩での制作では自ずと時間を意識することになります。瞬時には画像が表れず、現像やプリントを経て写真となる。感情やモノも時間が経過することで、完成されていくのではないでしょうか。 時との関わりが銀塩写真を際立たせていきます。 時は重ねるのではなく、積み上げていくものでしょう。 3年生でモノクロバライタプリントを選択した学生の作品展です。ご高覧ください。 〔出展作家〕朝田建成|猪又治斗|奥谷悠人|笠谷有香|ZHU LONGXIANG|CHANG ISO|NIE SHAN|鈴木冬生|ZHANG QI|ZHANG RUIQI|中﨑大河|福岡咲陽子|柳香穂|WENG YUXIN|有澤世理佳|和泉匠|田中 仁|
2018年9月30日

古野達也 写真展「実 在 / Being」

展覧会概要 古野達也は「TIFF Open competition」(ポーランド)や「塩竈フォトフェスティバル2018 写真賞」にて特別賞を受賞するなど、近年活躍が著しい若手写真家です。私たちは日常、事物をそれぞれ名付けられた(言葉によってフレーミングされた)ものとして、そして、それらの集合を世界として扱っているのではないでしょうか。そうした中で古野の作品は、カメラのフレームを用いて、そのような認識を中断し、世界を「見慣れない」ものとして出現させる試みともいえるでしょう。そのためそこに写される事物の姿は、簡単に名付けられることを拒むかのような、どこか不安な在り方をしています。しかし、そのイメージは同時に、「見慣れた」印象から解放された、静けさにも似た新鮮さを湛えています。写真というメディウムへのしたたかな思考を持つ作家の試みを、この機会にぜひご覧ください。 −Alt_Medium === 『実 在』見えているものと、感じるもの、二つによって生じた空隙が埋まらず、確かに見てはいるが、その実感を得られない時がある。その状況に没頭していると、その空隙こそが、形のある生き生きとした存在のように […]
2018年9月6日

阿部祐己個展「Trace of fog」

展覧会概要 阿部祐己は長野県出身の若手写真家です。Alt_Mediumにおける本展はepSITE(東京・新宿)にて開催される「Trace of Mountain」との同時開催となります。2014年三木淳賞受賞作「新しい家」をはじめとして、阿部の作品の多くは出身地である長野県にて撮影されています。どの作品も、刻々と変化する自然の姿を雄大に捉えながらも、そこには、点景のように小さく微かであっても、人の存在と営みの痕跡が確かに記されています。阿部の作品は、レンズの前、其処に在る自然を通じて、此処に在る自然としての私たち、人間を再考させます。 -Alt_Medium === Trace of fog” 霧ヶ峰”は名前の由来通り、しばしば濃い霧が立ち込める山だ。霧に覆われると境目が消え、どこまでも先に続いているような錯覚を覚えた。かつて、山には巨大なスキー場が存在していた。2つのジャンプ台を抱え、冬季オリンピックの候補地にもなったという。さらに遡ると、ここは山一面が狩り場だった。800年前に武士が腕を競った狩猟祭は鎌倉幕府が主催した大規模なもので、草原に残る社跡で行われる神事が、その名残を現在ま […]
2018年8月21日

「et cetera」

展覧会概要 それぞれの心情や葛藤ある年齢に達したときの悩みや不安を写真で表し額を使ったインスタレーションで構成していく写真展。 〔参加作家〕須藤 駿介|キタガワダイスケ|山口|馬渕 明望里|