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2017年10月17日

瀬戸健太個展「東京にいます。」

展覧会概要 夜の東京をあてもなく彷徨いながら写真を撮るのが好きだ ただ撮るという行為が好きだ何かを伝えたい訳でも表現したい訳でもないただ撮るという行為が好きなのだそう思っていた しかしそうして撮った写真を後に見ていると無作為に撮っていたつもりでいてもそこには何か統一性の様なものがあり、ただ撮るという行為の中で自分は無意識に何かを表現したいのではないかと感じた それは夜の街並みなのか、そこにいる人々なのか、それとももっと違った他の何かなのか それが一体何なのか自分はまだ見つけられずにいる
2017年10月10日

河野裕麻個展「ずっときみのゆめをみていた」

展覧会概要 河野裕麻にとって絵画はメッセージなのかもしれない。言葉に当てはめてしまうには何だか居心地の悪い感情、それを線や色として発すること。充たされていながら、ときにまだ空白で。 まさに心模様という言葉のようだ。 −Alt_Medium === 捨てようと放っておいた紙の断片の形が面白く、テーマを持たずに絵を描き始めました。テーマらしいものはなかったはずだけど出来上がっていく絵には何かが入ってる。その絵は、細胞のような細かさで心の断片のような鋭利さを持つ。数々の衛星が一ヶ所にたくさん集まって、大きなエネルギーに変わったように見えたり。私はこれが私の心の風景なのだな、と驚きます。誰も知らない未開の宇宙みたいで、無限に広がるわけのわからないものの集まり。目に見えるものではないけれど、確かにそこにあるもの。そういったものをこれからも描いていきたいです。 −河野裕麻
2017年10月3日

桑沢デザイン研究所羽金ゼミ写真展「感情 / 温度」

展覧会概要 この度桑沢デザイン研究所羽金知美ゼミによるグループ展「感情 / 温度」を開催します。今回のタイトルになっている 感情 / 温度 は、どちらの言葉も人の気持ちの浮き沈みを表すために使用される言葉です。写真を撮っていくことで、その目に見えない”浮き沈み”を可視化することはできないだろうか? 10名それぞれが捉えた「感情 / 温度」をこの機会に是非ご覧ください。
2017年9月24日

「KURODA MISATO SHOP」

展覧会概要 この度 Alt_Mediumではご購入いただいたクロダミサトの作品を、その場でお持ち帰り頂けるSHOP 形式の展覧会と、クロダミサトが毎日撮影し後日プリントかデータをお送りする写真館イベントを開催いたします。 展示作品は会期中随時入れ替わりますので、見逃してきたクロダミサトの作品を改めてご覧いただけます。 この機会にどうぞご覧ください。 Alt_Medium
2017年9月14日

中村悠希写真展「入水前夜」

展覧会概要 私は写真に、自らのリアリティの獲得を希求します。 日々、膨大な映像の享受によって、希釈された肉体。この肉体にとってのリアルとは、一体何なのか。それは、何のエピソードも持たない、ただ光と影から成っている男と女であるように思います。 視覚も、触覚さえも光のように擦過していく。その感覚に、リアリティが在ると感じています。
2017年9月5日

榎本聖美 衣装・写真展「Touch」

展覧会概要 自身初となる個展で、衣装と写真の展示を行います。植物で染色した布を使用し製作した衣装。自然の中で踊り、写真に収めることで動きが見えてくるのです。自然に触れ、身体に触れ、踊る。
2017年7月11日

倉谷卓個展【後期】「雪の白さに目が眩んで」

展覧会概要 【後期】「雪の白さに目が眩んで」 倉谷卓 (KURAYA Takashi) は塩竈フォトフェスティバルのグランプリ受賞やTOKYO FRONTLINE PHOTO AWARD での審査員賞受賞などで注目される気鋭の若手作家です。 Alt_Medium にて今回展示される倉谷の二つの新作は、どちらも携帯電話に備わったカメラ機能によって撮られた写真をベースとしています。自らが撮影者ではない写真を扱うその手つきはユーモアでありながらも、鋭い批判性を含んでいます。どちらの作品も現在の私たちにとって身近な存在である携帯電話(スマートフォン)やアプリケーション /SNS というツールを用いて、私たちにとって最も見慣れた(と思いこんでいる)自身の姿を、被写体としています。しかしその表現は、日常における私たちの写真への関わりの中に隠された、ある種の暴力性を浮 かび上がらせるものでもあります。 そこには、ごく身近であるが故に意識し難くも、私たちの現在の生に繋がる多くの問いを見出すことが可能でしょう。 この機会にぜひともご覧ください。 === 倉谷卓個展「Your Camera is My C […]
2017年7月4日

倉谷卓個展【前期】「(Self) Portraits」

展覧会概要 【前期】「(Self) Portraits」 倉谷卓 (KURAYA Takashi) は塩竈フォトフェスティバルのグランプリ受賞やTOKYO FRONTLINE PHOTO AWARD での審査員賞受賞などで注目される気鋭の若手作家です。 Alt_Medium にて今回展示される倉谷の二つの新作は、どちらも携帯電話に備わったカメラ機能によって撮られた写真をベースとしています。自らが撮影者ではない写真を扱うその手つきはユーモアでありながらも、鋭い批判性を含んでいます。どちらの作品も現在の私たちにとって身近な存在である携帯電話(スマートフォン)やアプリケーション /SNS というツールを用いて、私たちにとって最も見慣れた(と思いこんでいる)自身の姿を、被写体としています。しかしその表現は、日常における私たちの写真への関わりの中に隠された、ある種の暴力性を浮 かび上がらせるものでもあります。 そこには、ごく身近であるが故に意識し難くも、私たちの現在の生に繋がる多くの問いを見出すことが可能でしょう。 この機会にぜひともご覧ください。 === 倉谷卓個展「Your Camera i […]
2017年6月27日

篠田優個展 「ひとりでいるときのあなたを見てみたい」

展覧会概要 篠田優は日本で活動している写真家です。 2013 年の塩竈フォトフェスティバル写真賞大賞を受賞し、その副賞として2015年には写真集「Medium」を発行しました。 それに伴い東京を皮切りに、関西や東北、海外での展示活動も精力的に行っています。 また2016年よりオルタナティブスペース「Alt_Medium(オルトメディウム)」を立ち上げ、運営に参加しています。 本展覧会「ひとりでいるときのあなたを見てみたい」では、事物やそこに絡み合う光を直截に捉えた写真とともに、篠田によって綴られたテキストが展示されます。 それらは互いに反響し、写真やそれを見る者の在り方を静かに問います。 この機会に是非ご覧ください。 −Alt_Medium === :光が刻一刻と変化する。私の網膜に結ぶ像は静止しない。かつてあった光の物象化は、全てが変化し、失われていくことを伝える。 :光の触知としてあなたが在った。 篠田優「ひとりでいるときのあなたを見てみたい」より
2017年6月13日

木原千裕写真展「それは、愛?」

展覧会概要 被写体として映り込むのは、袈裟を纏いあどけなくも麗しい女性。彼女と出会い、交際した二年半のあいだ、シャッターを切り続けた。凜とした僧侶の顔、寝る時の素顔、指で触れた顔や手、身体。そして、涙を流す横顔。彼女を撮り続けた。 “女”と“女”が付き合うことが不自由な世界にあって、彼女たちの恋は、ちいさな光だった。 展示総数80枚を超える写真には、”セクシュアルマイノリティ”や”LGBTQ”といった現代社会で謳われる単語の概念を超えた、被写体に対する純然な愛情が浮かび上がる。 そこにあるのは、生身の人間と人間が向き合い、時にはぶつかり合い、ていねいに愛を育み過ごした日々の記録であり、おおげさではなく、世界を変える叫びである。
2017年5月30日

「Assembling Infinity_02」

展覧会概要 statement of Assembling Infinity 「Assembling Infinity」は一つの試みでもあります。それぞれの作家の個性(境界)がAlt_Mediumという場を媒介(Medium)として触れ合い、そこに何かの変化をもたらすことへの密やかな実験です。ある意味で偶然に出会った作品同士によって、予期できない場や空気が現れることを期待しています。 −Alt_Medium
2017年5月23日

「非回復性損傷」須藤祐太郎 / 近藤正也

展覧会概要 生命とは、つまるところ外界との矛盾だ。 だからこそ、存在に対する不信を放棄することはできない。 これらと私たちの絶対的な関係は、まさしく非回復性損傷である。 武蔵野美術大学須藤祐太郎近藤正也
2017年5月13日

菅泉亜沙子個展「かつて、まなざしの先に」

展覧会概要  菅泉亜沙子は東京を中心に活動している写真家です。本展覧会は菅泉も運営に参加している Alt_Medium での自身初めての個展となります。  菅泉の作品は一貫してモノクローム、スナップショットによって制作されています。特定のモチー フや場所に留まることのないその写真は、通過者の視線が持つ孤独感を感じさせます。写された存在はどれも、その瞬間の姿が失われる定めにあることを、そして写した者はそこを通り過ぎていく ことを、それらの写真は表しているようです。しかしそうした孤独感と共に、菅泉の写真にはどこか、既視感とは異なる懐かしさが漂っています。いつかどこかで見たというよりは、このような瞬間がかつてどこかにはあったのだと、そのような ことを思わせます。  それは私たちの内にある過去が、いまここにあるものを媒介として、浮かび上がってくる瞬間が あるからでしょうか。 この機会にぜひご高覧ください。 ーAlt_Medium