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2021年12月21日

川名晴郎 個展「雪」

展覧会概要 主に日本画材を用いて制作した平面作品7〜10点による展示です。自分の中には日常的に目にしているものと、メディアを通して触れるイメージが存在しています。それらを絵の中で混ぜ合わせることで、自分が感じている空気のようなものが展示空間にも流れたら良いなと思います。
2021年9月21日

佐治みづき・水野 咲 二人展 「ポップコーンの香りがしてる」

展覧会概要 絵描きである佐治みづきと水野 咲が初の二人展を開催します。二人は、多摩美術大学グラフィックデザイン学科2017年卒の同級生です。本展では「鳥」を共通のテーマとし、各々が制作をしました。 私が飼っていた鳥は青梗菜が大好きで林檎のことは怖がっていました。鳥という存在は、思っているよりもずっと私たち人間のそばにいると思います。それぞれの営みの中で鳥と人がふと交わる場面を描きました。(佐治みづき) 私が飼っていた鳥は目が爛々と輝いていて、嘴は常に静かに笑ってるみたいな形をしていました。今回は「はばたき」という連作で感情がぎゅうっと濃縮され時間の流れが変わる瞬間を描きました。(水野 咲)
2021年9月14日

田中菫個展「鱗粉」

展覧会概要 うつくしさは粒のかたち。どぶの奥底に埋められている。泳げない人が水泳の時間にするのは、ゴム製の宝石を集めること。少女は毎晩悪夢を見る。夢の中で彼女は埃になる。ある朝目覚めると背中に羽が生えていた。エメラルド色の大きな羽。歩くと羽が壁にぶつかるけれど、怪我はしないし痛みもない。鼻を近づけると黒糖のにおい。今日からこいつと一緒に生きる。羽をたっぷり揺らせる広いお家に住もう。畳に落ちたりんぷん。すだれの隙間から差す光の粒。
2021年8月31日

金子佳代個展「floaty」

展覧会概要 *これらのモチーフをわたしは探さなかった、向こうから、ぽっと現れてきたものだった。なんでもいいようで、でも、なんでもいいわけではまったくなかった。・・57作品のドローイング「floaty」。このシリーズを収録した作品集を制作しました。 *目の前にある制作途中のものをよく見ていると、次の展開をひらめく。 ひらめきに翻弄されてあれこれした末、何もなくなってしまった大きな馬の絵があった。その馬の首だけは、隣で描いていた人魚の絵に移植されて、残った。ゆくゆく人魚の首にするために、馬の絵を描いたのではなかった。なかったけれども、なってみれば、そのようにするために描いたように見えた。 制作をしているとき、気まぐれな風に飛ばされるビニール袋のように、軽く、遠く、わけなどわからない方まで飛んでいきたいと願っている。たとえ着地した場所から振り返れば、その軌跡は必然だったとしても。・・ドローイングを切り抜き、立体的なコラージュにした作品などを展示します。 *
2021年6月13日

塚本一花個展「さとうみず」

展覧会概要 レストランに、両親と来ていた子が、ご飯を食べ終わり、暇な時、水とガムシロップで 遊びはじめました。夏の中、その場所を見ると別の時間が流れているようで、絵に描き ました。今回は、自分が展示会場へ行けないことをきっかけに、展示場所の設置・撮影を写真家 の仁科さんに、撮影を幡野さんに依頼し、撮影のみ行いました。氷は中央冷凍産 伊藤さんへ編んだ毛糸をお送りし、制作していただきました。ギャラリー内で、氷を薄くカットしていただきました。額縁は作家の林友子さんに折り紙の銀色みたいにぴかぴか作っていただきました。
2020年10月27日

ルーク・クラウチ個展「空の旅の思い出」

展覧会概要 空の旅の思い出 羽田空港のJAL工場見学〜 SKY MUSEUMでは、1970年代から現在までの日本航空の歴代制服が展示されている。展示ケース内の制服は、各時代の流行のスタイルを反映しており、時代の古いものは特に非実用的だ。制服を着たマネキンはみな解剖学的に不自然だ――ありえないほど細身で、手足は異常に長く、頭部は卵型をしている。マネキンのポーズはどれも似かよっているが、手足が変な角度に曲げられているものもあり、全く同じではない。黒のパンプスを履いているマネキンもあるが、大半が裸足で、展示方法のちぐはぐさも目立つ。特に、最近注目されている日本企業のヒール靴着用規定やそれに反対する#kutoo運動を踏まえると、マネキンが靴を履いていないことに驚いた。今年4月、日本航空は新制服を導入し、女性従業員に対するヒールの着用規定を廃止した。5月にはANAが日本航空に続いて同様の変更を行った。 これらの一連の出来事は、羽田空港の東西滑走路発着の新しい飛行ルートの開設と重なった。新規路線開設・増便は、2020年に東京での開催が予定されていた夏季オリンピックによる観光客の増加を見越したものだ […]
2020年9月22日

金子佳代個展「collage some」

展覧会概要 金子佳代は東京を中心に制作と発表を継続している画家・作家です。近年ではその作品が書籍の装丁に用いられるなど活動の幅を広げ、更に去る2020年8月には東京・渋谷homspun 横stripe roomで個展「Shell & Without shell」を開催し精力的に作品を発表しています。 Alt_Mediumでは二回目の個展となる本展覧会「collage some」では、トレーシングペーパーにドローイングを貼り加工した後、その作品に潜んでいるストーリーを考えて描いたシリーズ作品「paleorange storys」や、青と黄色の小さなトレーシングペーパーを市松模様のようにコラージュした「Patchworking」、古い紙を黄色く塗って描いた「Yellows」などで、会場を構成します。イメージを一枚の紙上で、もしくはイメージの描かれた紙同士を、実際につぎはぎした作品群に潜む金子の世界をこの機会にぜひご覧ください。
2020年9月1日

鈴木康士個展「understairs bell」

展覧会概要 イラストレーター / クリエイター鈴木康士の新作イラストを中心とした7年ぶりの創作個展。小さめのアナログ作品や気持ち大きめな出力作品など。販売も予定しています。あえてテーマもタイミングもなく場当たり的な創作を悩んで楽しむ個人企画です。
2020年6月30日

qp個展「明るさ」

展覧会概要 qpは2000年代中盤より活動を始め、初期はイラストレーションと美術の世界を並行して作品発表を行ってきたが、現在はおもに画家として制作を行っている。 去年、7年ぶりに開催した個展「セルヴェ」(パープルームギャラリー)では、デジタル移行前のアニメのセル画にヒントを得た手法を用い、アール・ヌーヴォーの曲線感覚ときらめく玉を融合させた作品を発表した。 今回発表する作品は、セル画の手法を一旦保留し、また新たな手法が模索されている。制作された作品は大きく2種類に分けられ、ひとつは自然に委ねて作られた造形が画面を埋める装飾性の強いシリーズ、もうひとつは雲と太陽の関係を描いたシリーズである。 前者は、溶かした水彩絵の具を紙の端から流し込み、そこに生まれた余白に着色するという独特の手法で、意図しない形に意図した色を塗ることで作品化している。この手法は、二重に流し込むことでさらに細かな余白を作る方法へと発展させているが、そこから生み出される図像は、単なる模様というよりもときに何らかの意味も感じさせる。 後者の雲と太陽の関係を描いたシリーズは、前者から派生して生まれた作品群である。同じように完 […]
2019年12月3日

RHESS EXHIBITION「QWERTY」

展覧会概要 イラストレーター 九島 優とグラフィックデザイナー 鈴木 椋史によるクリエイティブプロジェクト「RHESS」の展覧会「QWERTY」を開催します。 ともに東北芸術工科大学出身で、九島は日本画コースを卒業後、個展や作品提供といった作家活動を、鈴木はプロダクトデザイン学科を卒業後に広告代理店のグラフィックデザイナーとして経験を重ねてきました。 2015年より共同制作を開始。同年12月に東京渋谷でオールナイトの展示/音楽イベント「QWERTY TOKYO」を開催。2019年からは活動名を「RHESS」と題し、写真とイラストレーションをリンクさせた初作品集「RHESS ARTBOOK」を上梓。その後も楽曲制作とアートピースを掛け合わせたカセットテープ作品「ASTRA」をリリースし、COMITIAなどのイベントで発表してきました。 本展では二者の新規作品を含めた、「RHESS」としての一年の活動を原画や大判出力で振り返ります。
2019年11月19日

保田虎之介個展「ORIGIN」

展覧会概要 この作品は、大学生活での自分の原点の成長を描いており、私自身の感情と絵の中の主人公の感情がリンクしたような作品となっております。主人公が世界をめぐりどのような成長を見せていくのか彼とともに旅をして普段表に出ないような私の感情を感じてもらえたらうれしいです。