2018年7月24日
2018年7月24日
展覧会概要 自分が過ごしている時間、相手は自分の知りえない時間を過ごしている。私は彼女の見ていた景色を知らない。彼女も私の見ていた景色を知らない。これまで、そのような時間を果てしない数経てきた。今後も、そのほとんどを知り得ることなく過ごしていく。その時間は積み重なり、同じ人間であるはずの私たちは、まるで違う生物かのように違う意思を持つ。 〔参加作家〕横山 渚 / 安藤 夏海
2018年7月17日
展覧会概要 写真は通常正確な現実世界として反映されるが、私たち三人の写真は日常と哲学の会話、生活の断片と内面とのつながりを通じて、写真が持つ本質的なに属性を突破しながら制作を試している。本展では三人によって思想と情緒の一つ一つの切片として、表現の形から、内心とレンズの連動、アートジャンルの境界線を曖昧な写真技法までの写真群である。鑑賞者に 超現実的な体験を与えようとしている。 〔出展作家〕趙 夢穎|張 子璇|袁鑠涵|
2018年7月10日
展覧会概要 篠田優は東京を拠点に活動する写真家です。本展では2017年、銀座ニコンサロン、大阪ニコンサロンにて発表された「See/Sea」から継続して撮影されている、三浦・房総という二つの半島に残された、海防のための遺構を主なモチーフする写真群の新作を発表いたします。 江戸・幕末期の砲台跡や、太平洋戦争時の洞窟陣地を巡る作者の歩みは、現在の土地における水平的な移動とともに、大海のような深みを持つ歴史を垂直的に重ね見る、旅のようです。本展「航跡図」は、その軌跡を示す、現在進行形の写真群やテキストによって構成されます。 どうぞご高覧ください。 −Alt_Medium === 洞窟の中ほどには幾つもの石が在った。そのどれもが、開口部からの光をその半面に受けていた。正午を迎えようとする太陽の光は、砲台跡に、草木の影を黒々と落とした。積層を貫くように、光によって繋がれているのだろうか。 −篠田優
2018年6月26日
2018年6月5日
2018年5月29日
展覧会概要 「PENTALOGY」と題した本展は、個性豊かな5人の作家によるグループ写真展です。 作品制作における過程や写真へのアプローチの方法が異なる5人の作家。それぞれの作品が1つの展示空間で繊細に重なり合いながらPentalogyを作りだします。
2018年5月22日
展覧会概要 本写真展のテーマは、まち・とり・どり=まちを撮り歩き、彩りを楽しむ。です。クラブでは「撮ることをまず楽しむ。」に重きを置き、個々の魅力を引き出しながら、それぞれの持ち味を活かすことでオリジナリティな視点を大切にしています。 メンバーにとって初めての組み写真やフォトZINEづくりの挑戦など、これからの活動に向けて表現したいことを伝える足掛かりになればと思います。 === 〔E.P.L. SHUTTER CLUB概要〕E.P.L. SHUTTER CLUBは、写真家こばやしかをると写真教室 Enjoy Photo Lesson の受講生有志とともに2016年夏に立ち上げたスナップ撮影を中心とした写真クラブです。写真をはじめてからまだ日の浅いメンバーからベテランまで老若男女問わず写真を楽しむ社会人の皆さんが参加されており、今回クラブとして初の写真展となります。
2018年5月6日
展覧会概要 菅泉亜沙子は東京を拠点に活動する新進の写真家です。本展覧会は菅泉のAlt_Mediumにおける二回目の個展となります。菅泉の写真群は特定の被写体や撮影地に捉われることなく、自らに縁を持たない土地を歩き続けることによって生み出されています。そうして撮影された写真を語るとき、菅泉は「生活」という言葉への強いこだわりを覗かせています。そこに暮らす者にとって、繰り返す日々の中で徐々に見慣れていく事物や事象も、束の間そこを訪れ、そして去っていく者の目には、新鮮な光を湛えているのでしょう。地道な歩みが持つ力強さと、瞬く光をとらえる繊細さを併せ持つゼラチンシルバープリントをぜひご高覧ください。 === 土壌に帰属する我々。そこに吹く風は様々なものを運び、我々の生活の媒介者となる。太陽の光が生活の細部を照らし出す時、いたるところで紡ぎ積み重ねてきた日々の営みが姿を顕にする。−菅泉亜沙子
2018年4月24日
展覧会概要 内野桃、松田真生の二人は東京造形大学写真専攻で学び、共に一貫してスナップ的な方法による写真表現を追求してきました。 今回発表する《さざん花》(内野)、《FOREST》(松田)においては、偶然にも両者は住宅街を被写体に選んでいます。 本展覧会においては、凡庸な風景、ストレートな写真という統一した被写体、手法を用いた二つの作品を並べることにより、作家の視座の異なりをより明確に提示することを試みます。
2018年4月17日
展覧会概要 Alt_Mediumでは池上諭・榎本 祐典による写真展「遠吠え」を開催いたします。 池上諭と榎本祐典は東京を拠点に発表を続ける気鋭の写真家です。池上は日本を徒歩で縦断しつつ、その途上で出会う、地名によって括り難い、事物や光の姿を撮影し 2014 年度三木淳賞奨励賞を受賞しました。榎本もまた、既に他者によってパッケージングされた土地ではなく、そこから零れ落ちるような名付け 難い場所で、心象と物的な世界の重なり合いを見出すように歩き撮影を続け、都内ギャラリーを中心に作品発表を続けています。 二人は、カラーフィルムとB/Wフィルムという表現手段の違いを持ちながらも、その撮影スタイルが、 日常から離れた土地にて遭遇した光景をスナップシューティングで捕えるという点において、相通じる姿を持っています。本展「遠吠え」においては、池上と榎本が互いの歩みを確認し、それを組み合わせることによって、新たな視線を構成します。ただ一人の旅を続けながらも、共に歩み得る思想を持った二人の歩行者の、束の間の結節点となるでしょう。 === それぞれが中心を離れて、便利さを遠ざけながら進む。一見、関連性のない […]
2018年4月10日
展覧会概要 「 NEW’S」はEinFoToのメンバー有志による初写真展です。新しく出会った人たちが集まり1つの空間をつくりあげ、この一度きりの「初めて」という体験を形に残せるような展示を目指しました。また、EinFoToの活動などのニュースを伝えられるような写真展になっています。
2018年4月3日
展覧会概要 郊外の市民農園。立派に育った野菜もあれば、放置され腐った野菜もある。それぞれの菜園によって様々な形があり、季節によって変化していく。そんな菜園の野菜を観察し撮影した写真です。
2018年3月20日
展覧会概要 4人全員が展示未経験者。その4人が同時に初体験を卒業するという意味を込めて「卒業展」というタイトルにしました。普段全くジャンルの違う4人の4者4様のポートレート写真を見れる見応えのある展示です。
2018年3月13日
展覧会概要 「Humanness」は、東京工芸大学写真学科肖像写真研究室の有志展です。研究室では営業写真館における実践に即した実習と併せて、これからの時代に 相応しい肖像写真のあり方について研究しています。今回は、肖像写真という定義を更に広げて、「Humanness」というタイトル通 り、人間らしさ、人について、学生それぞれの視点で制作した作品を展示しました。